
デジタルコンテンツ協会(DCAJ)が設けた審査員特別賞を金田伊功氏が受賞するというので、ご遺族の代わりに贈賞式に出席してきました。(例によって、オレがオレが...と出しゃばったのしょう)
呼ばれたから舞台中央に出て待っていたら、司会の人がこっちを見ないで、「なみきさん?会場にいらっしゃいますか?」と訊いていました。いやあ、小者は目立たなくてだめなあ。
舞台中央で、「ここにいます」と手をあげたのは初めての経験でした。(観客笑)
残念ながら急いでいたのでレセプションには出席せずに小雨の中を退席しました。重いトロフィーは早速ペリカン便で牧子夫人に送ります。
なみきさん、金田さんの受賞、おめでとうございます。
あまりマスコミでも取り上げられていませんが、監督ではなく原画を描き続けて来たアニメータがこうした表舞台の賞を受賞されたのは、本当に画期的で素晴らしいことだと思います。これもなみきさんの、今回の送る会をはじめ、新聞社等への活動等々の成果なのでしょうね。本当にお疲れさまです。
残念なのは、生前にこのような賞が授与されなかったことです。ご本人がこのニュースを聞かれたらどのように喜ばれたか、今は想像するしかありません。本当に残念でたまりません。
でもこれを機会に今後金田さんの業績がもっともっと評価されて、さらに別のアニメータの方が同様の受賞をされる時代が来ることを祈るばかりですね。
亡くなってからあわてて、という感がぬぐえない気持ちになりますが、生前に授与するような見識のある方々が複数いるのかな、と絶望的になります。たとえば、O塚さん、K田部さん、T畑さんだって数年内に表彰する話は何もありませんね。
もともとそういう名誉は求めていない仕事ではありますが、業界全体のステータスが認められるということでは、授賞すべきと主張しないといけませんねえ。でも、トロフィーだけじゃお祝いの会も開けません。
せめて受賞者がパーティできるくらいの現金は付けてほしいものです。
しかし、この業界に限らず職人の世界では仲間の賛辞がなによりの勲章です。そういう意味で「送る会」にたくさん集まってくれたのは、本人が喜んでくれたと思っています。「送る会」は金メダル相当だと思います。